雨の日に外に出るとき、
リュックがずぶ濡れになるのって
ちょっとイヤですよね。
「リュックカバーって
本当に大雨でもしみないの?」
そんな不安を抱いた方も
きっと多いはず。
でも大丈夫。
最近のリュックカバーは、
素材や構造が進化していて、
正しく選んで使えば、
大雨でもしっかり守ってくれます。
このパートでは、
そんなリュックカバーの仕組みや
「濡れにくさ」に関わる数値について、
やさしく解説していきます。
リュックカバーってどうやって守ってるの?
リュックカバーは、
リュックの背中以外をすっぽり覆うことで、
雨が中に入るのを防いでいます。
多くはナイロンやポリエステル素材で、
その表面に防水加工(コーティング)が
されているタイプが主流です。
見た目だけではわかりませんが、
カバーの性能には数値がちゃんとあります。
「耐水圧」や「透湿度」は
製品を選ぶときの大事なヒントです。
耐水圧って?どれくらいあれば安心?
耐水圧とは、
「どれくらい強い雨に耐えられるか」
という目安になる数値です。
カバーの素材に圧力をかけて、
水がしみ出すまでの高さ(mm)で
測られます。
たとえば、こんなイメージです。
耐水圧2,000mm=中くらいの雨に対応
耐水圧5,000mm=強い雨や通勤用におすすめ
耐水圧10,000mm=長時間の大雨にも耐えられる
ちなみに、一般的な傘の耐水圧は
約250mm程度なんです。
リュックカバーの防御力、
意外とすごいと思いませんか?
透湿度ってなに?素材の違いにも注目
防水性能ばかりが注目されがちですが、
中が蒸れにくいかも大事なポイント。
そこで登場するのが
「透湿度」という指標です。
これは、カバーの内側にこもった
湿気(水蒸気)が、
外にどれだけ抜けるかを表す数値。
8,000g/㎡/24h以上あると、
蒸れやベタつきをかなり防いでくれます。
登山や通勤、自転車通学などで
汗をかきやすい人は、
この項目にも注目してみてください。
さらに、素材にも違いがあります。
たとえば、次のようなタイプです。
PUコーティング:軽量でコスパ◎
TPUラミネート:耐久性が高く剥がれにくい
リップストップナイロン:破れに強い
防水性能はもちろんですが、
素材や通気性とのバランスも、
選び方のカギになります。
「しみる」原因って?使い方で防げる?
「ちゃんとしたカバーを買ったのに、
なんか濡れてた…」
そんな声、たまにあります。
実はそれ、
リュックカバーの装着の仕方や
サイズ選びに原因があることも。
カバーが小さすぎると、
リュックの下や横に隙間ができて、
そこから水が入り込みます。
また、ピタッとフィットしていないと
風でめくれて雨が侵入することも。
サイズが合っていないと、
どんな高性能カバーでも
「しみる」可能性が高まります。
購入前に必ず、
リュックの容量(L数)をチェックして、
合ったサイズのカバーを選びましょう。
防水スプレーやインナーバッグも効果ある?
「念のため、もっと濡れ対策したい」
そんな方には、
防水スプレーの併用がおすすめです。
カバーの外側に
防水スプレーをひと吹きしておくと、
水が玉のように弾かれ、
生地の劣化も軽減されやすくなります。
さらに、
リュックの中に入れるものが
電子機器や書類など大事な物なら、
インナーバッグ(防水ポーチ)を使うと
安心感がぐんとアップします。
「カバー+防水スプレー+インナー」
この3つの重ねがけで、
浸水リスクはかなり下げられます。
レインコートと併用するのが最強?
雨が強い日、特に自転車やバイクの移動では、
レインコートとリュックカバーの併用が有効です。
リュックの上からコートを羽織れば、
カバーごと背中全体がガードされます。
このときのコツは、
「背面に余裕のあるコート」を選ぶこと。
ピタッとしたレインコートだと、
逆にリュックが濡れやすくなってしまいます。
最近は「リュック対応レインコート」も
増えているので、
探してみるのもアリです。
フィット感が実は一番大事?
リュックカバーって、
「どれも同じに見える」って思いませんか?
でも実は、
フィット感がいちばん大事なんです。
上下にゴムやドローコードがついているタイプは、
リュックにぴったり密着させることができて、
風でバタついたり、雨が入りこむのを防ぎます。
「下が絞れるタイプは
ほとんど濡れなかった」
という声もあります。
「高性能だけどゆるい」より、
そこそこでもピッタリの方が安心かもしれません。
おすすめモデル3選(通勤・登山・旅行別)
ここでは、用途別におすすめできる
リュックカバーを3タイプ紹介します。
それぞれに特長があるので、
自分の使い方に合ったものを選びましょう。
製品名は例示です。
特徴のチェックポイントとして
参考にしてみてください。
① 通勤・通学におすすめ
耐水圧5,000mm以上、
反射材つき、軽量タイプ。
夜道の安全対策にもなって、
通勤・通学の雨の日も安心です。
② 登山・ハイキングにおすすめ
透湿防水+シームテープ処理あり。
ザックにしっかり密着できる構造で、
風雨にさらされる山でも安心感があります。
③ 旅行・街歩きにおすすめ
軽量・コンパクト・収納ポーチ一体型
突然の雨にもすぐ取り出せて、
使わないときは小さく収納できるので、
持ち運びにも便利です。
数値で見る!選び方のチェック表
ここで、リュックカバーを選ぶときの
基本的な指標を表にまとめました。
項目 | 目安数値 | 注目ポイント |
---|---|---|
耐水圧 | 2,000〜10,000mm | 数字が高いほど雨に強い |
透湿度 | 8,000g/m²/24h〜 | 蒸れにくく快適 |
サイズ | リュック容量に合わせる | 20〜35LはS/35〜55LはMなど |
フィット感 | ゴムやコード付きが◎ | しっかり密着できるタイプ |
まとめ
「リュックカバーって意味あるの?」
そんな疑問は、きちんと選べば
しっかり解消できます。
ポイントはこの3つ。
✔ 耐水圧の数値を見ること
✔ リュックに合うサイズを選ぶこと
✔ 使い方や併用対策を知ること
これだけでも、
雨から荷物を守れる安心感は
まったく違ってきます。
・耐水圧は2,000mm以上が安心
・透湿性があると快適
・ゴム絞りやベルト付きでしっかり固定
・防水スプレーとインナーバッグも有効
・レインコートとの併用で最強
雨の日も、荷物を気にせず外に出られるように。
自分にぴったりのリュックカバーを
見つけてみてください。
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