スーパーのうなぎって、
温め直すだけでいいのかな…?
「洗うといい」って聞くけど、
ほんとに洗って大丈夫?
そんなモヤモヤを感じたこと、
ありませんか?
この記事では、
スーパーで買ったうなぎを
より美味しく楽しむための
「一度洗う」という方法と
おすすめの温め方について、
やさしくわかりやすく
解説していきます。
うなぎを「一度洗う」ってどういうこと
スーパーのうなぎは、
タレがたっぷりかかった状態で
パック詰めされています。
でもこのタレや脂は、
時間が経つと空気に触れて
酸化しやすくなります。
それが、あの独特な
「ちょっと気になるニオイ」の原因。
一度洗うことで、
表面のタレや脂をやさしく流して、
酸化臭やくさみを抑える
効果があるんです。
洗うのは“下処理”みたいなもの。
味をクリアにしたいときにおすすめ。
脂の酸化ってなにが悪い?
うなぎには脂が多く含まれていて、
DHAやEPAといった成分も豊富。
これらは空気に触れると
酸化しやすく、
酸化によってニオイや風味が変わる
ことがあるんです。
とくに冷蔵や冷凍されたものは、
時間が経って酸化が進みやすいので、
「ちょっと臭いかも?」
と感じることがあるのはそのせい。
うなぎの洗い方
基本はぬるま湯で軽く流す
水道水、または40〜50℃くらいの
ぬるま湯を使って
表面の脂とタレを落とすのが基本。
水圧は弱めにして、
ゴシゴシこすらずやさしく流すのがコツです。
仕上げにキッチンペーパーで
水気をしっかり拭き取ってください。
応用編 緑茶や熱湯で洗う人も
うなぎ好きの中には、
香りの強い緑茶や
熱湯をかける人もいます。
ただし、熱湯は身が崩れやすいので、
慣れていない方は避けたほうが安心です。
緑茶の成分には
くさみを和らげる働きがありますが、
えぐみが気になる方も。
洗ったあとの温め方(おすすめ3工程)
洗ったあとは、加熱もひと工夫すると
さらに美味しくなります。
次の3ステップで温めると、
ふっくら&皮パリの理想のうなぎに!
工程 | やること |
---|---|
洗う | 50℃程度のぬるま湯で表面の脂とタレを優しく落とす |
蒸す | 酒をふりかけてホイル包み、3〜5分加熱 |
仕上げ焼き | ホイルを開けて2分ほど高温で皮を焼く |
高温で焼くときは焦げに注意。
うなぎの皮がパリッとしたらOKです。
洗わないほうがいい場合もある
すべてのうなぎが
「洗えば良くなる」とは限りません。
例えば、
国産の高級うなぎや、
焼きたてを急速冷凍したような商品。
そういったものは、
タレや香ばしさも含めて完成品です。
洗ってしまうことで、
その良さまで落としてしまう可能性も。
味に自信がある商品なら、
そのまま温めるほうが正解です。
気になる場合は、
パッケージに「そのまま加熱」と書かれているか
チェックするのもおすすめです。
おすすめの温め方3パターン
① トースターでホイル焼き
アルミホイルにうなぎをのせ、
酒を少しかけて包みます。
200〜230℃に予熱したトースターで
3〜5分ほど蒸し焼きに。
最後にホイルを開けて
1〜2分だけ焼き目をつけると、
皮がパリッとして美味しくなります。
② フライパンで蒸し焼き
アルミホイルを敷いたフライパンに
うなぎを置き、酒をふって蓋をします。
中火で3〜5分ほど加熱すれば、
ふっくらした仕上がりに。
お好みで皮を下にして
最後だけ軽く焼き付けても◎。
③ 魚焼きグリルで香ばしく
グリルを使うなら、
皮目を下にして中火で2〜3分が目安。
タレをあとから塗ると
焦げにくく、香りも立ちます。
どの方法でも、仕上げに
タレをあとがけすると
風味がしっかり出ます。
市販のうなぎを美味しくするひと工夫
せっかく温めるなら、
ちょっとしたひと手間で
さらにおいしさアップ。
① 酒をふる
風味がよくなり、ふっくらしやすくなります。
② タレをあとがけ
焦げずに甘みや香ばしさをコントロールできます。
③ 山椒や七味
香りでくさみが気にならず、
味にメリハリが出ます。
④ ご飯にもタレを
うなぎとご飯の一体感がUP。
味が薄いと感じたら
少量の醤油+みりんを足したタレで調整してみてください。
ウナギを食べる風習と由来
毎年夏になると、
スーパーや飲食店に
ウナギが並びますよね。
これは「土用の丑の日」に
ウナギを食べるという
昔ながらの習慣に
由来しています。
でも実はこの風習、
もともと平賀源内という人物が
始めたものという説が
あるんです。
「夏に売れないウナギを
なんとかしたい」という
店主の悩みに対して、
「土用の丑の日」と
看板に書いてみようと
提案したのがきっかけ。
それが現代まで
ずっと続いているなんて、
ちょっとおもしろいですよね。
ウナギの選び方・保存・加熱の注意
ウナギは繊細な食品なので、
保存や調理にも
少し注意が必要です。
特に、テイクアウトや
スーパーで購入したものは、
冷蔵保存して
できるだけ早く
食べるようにしましょう。
食べる前は必ず
しっかり加熱してから。
電子レンジの場合でも、
中までしっかり
あたたまっているか確認を。
ウナギの調理ポイントは以下の通り。
チェック項目 | ポイント |
---|---|
購入後の保存 | 冷蔵庫で保管。できれば当日中に |
食べる前の加熱 | 中までしっかり再加熱 |
保存期間 | 長くても2日以内を目安に |
まとめ
ウナギも、由来や調理の
ポイントを知っておけば、
もっと安心して
楽しめるはずです。
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