残暑見舞いメールは、夏の終わりに相手の健康や日頃の感謝を伝える大切なビジネスコミュニケーションの一つです。とはいえ、「件名には何を入れれば?」「本文はどこまで丁寧に書くべき?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年の最新マナーに基づいた残暑見舞いメールの件名と本文の書き方を、豊富な例文とともにご紹介します。ビジネス向け・個人向け・社内外の関係性ごとに、すぐに使えるテンプレートも掲載。
形式だけで終わらせない、「相手に喜ばれるメール」を送りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
残暑見舞いメールとは?意味と役割
残暑見舞いメールは、暑さが残る季節に相手の健康や日々の様子を気遣いながら、感謝の気持ちや近況報告を伝えるためのご挨拶です。
特にビジネスの場面では、形式的なやりとりの中に思いやりや気遣いを込めることが、良好な関係構築につながります。
残暑見舞いの本来の目的
「残暑見舞い」とは、立秋(例年8月7日頃)を過ぎてから、処暑(例年8月23日頃)や9月初旬までの間に送る季節の挨拶です。
相手の体調を気遣うと同時に、感謝やご縁を大切にする日本らしい習慣です。
暑中見舞いや寒中見舞いと並び、季節に応じて使い分けられるフォーマルな挨拶のひとつで、ビジネスだけでなく親しい人にも使える表現です。
種類 | 送る時期 | 主な目的 |
---|---|---|
暑中見舞い | 梅雨明け〜立秋前(7月中旬〜8月上旬) | 盛夏の健康を気遣う・感謝を伝える |
残暑見舞い | 立秋〜9月初旬(8月上旬〜9月7日頃) | 残暑の中での気遣い・近況報告 |
寒中見舞い | 1月初旬〜立春前 | 冬の寒さに対する気遣い・年賀状の返礼 |
暑中見舞いとの違いと使い分け
暑中見舞いと残暑見舞いは送る時期によって使い分けるのが大切です。
たとえば、8月1日に送る場合は「暑中見舞い」、8月10日であれば「残暑見舞い」となります。文面の中身は似ていますが、挨拶の冒頭表現(「暑中お見舞い」「残暑お見舞い」など)を正しく使い分けることで、相手にも丁寧な印象を与えられます。
まるで「季節の名刺」のように、残暑見舞いはあなたや会社の姿勢を示す機会にもなります。ただの形式的な挨拶と思わず、相手への心遣いを伝える手段として活用しましょう。
次章では、実際にいつ送ればよいのか、2025年の具体的なカレンダーを踏まえて詳しく見ていきます。
残暑見舞いメールを送る適切な時期
残暑見舞いは「いつ送るか」が非常に重要なマナーです。時期を間違えると、相手に不自然な印象を与えてしまうこともあります。この章では、2025年の正しい送付期間と、万が一遅れてしまった場合の対処法を紹介します。
2025年の立秋・処暑の日程
残暑見舞いは立秋(2025年は8月7日)以降に送るのが一般的です。そして処暑(2025年は8月23日)から9月7日頃</strongまでが、送付の目安とされています。
つまり、2025年の残暑見舞いは、8月7日〜9月7日頃までがベストな時期ということになります。
節気 | 2025年の日付 | 挨拶の種類 |
---|---|---|
立秋 | 8月7日(木) | ここから「残暑見舞い」 |
処暑 | 8月23日(土) | この時期までに出すのが理想 |
白露 | 9月7日(日) | この日を目安に残暑見舞いを終える |
送るのが遅くなった場合の文面例(3パターン)
万が一、9月に入ってしまった場合も焦らず大丈夫です。次のように遅れてしまったことを一言添えるだけで、丁寧な印象を保つことができます。
文例①(9月上旬)
「季節のご挨拶が遅くなりましたが、残暑お伺い申し上げます。初秋とはいえ、まだまだ厳しい暑さが続いております。どうぞご自愛くださいませ。」
文例②(業務再開後に)
「休暇明けのご多忙のところ恐れ入りますが、遅ればせながら残暑のご挨拶を申し上げます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。」
文例③(カジュアルな社内向け)
「ご挨拶が遅くなってしまいましたが、皆さま夏バテなどされていませんか?朝晩は少し涼しくなってきましたが、まだ日中は暑いですね。引き続きよろしくお願いいたします。」
少し遅れても、相手を思いやる気持ちがあれば大丈夫。形式よりも気持ちを伝えることが何より大切です。
残暑見舞いメールの件名を決める3つのポイント
ビジネスメールにおいて、最初に目に入るのが「件名」です。
内容に関係なく、件名の印象でメールが開かれるかどうかが決まることも多いため、残暑見舞いメールでは特に気を配りたい部分です。
この章では、件名を決める際に意識すべき3つのポイントを解説します。
件名に必ず入れるべき言葉と理由
残暑見舞いメールの件名には、「残暑お見舞い」「残暑お伺い」「残暑見舞いのご挨拶」などの明確な挨拶文を入れるのが基本です。
このような言葉を入れることで、メールの目的が一目でわかるため、相手も安心して内容を確認できます。
挨拶キーワード | 意味・使い分け |
---|---|
残暑お見舞い | ややカジュアル〜ビジネスに広く使える |
残暑お伺い | 目上の方や取引先向けの丁寧表現 |
残暑見舞いのご挨拶 | フォーマルな言い回しで汎用性が高い |
相手別に変える件名の書き方(取引先・社内・個人)+各3例文
送る相手の立場や関係性に応じて、件名をアレンジすることがポイントです。以下に、相手別の具体例を紹介します。
相手 | 件名の例(3つ) |
---|---|
取引先 | ・残暑お伺い申し上げます【株式会社〇〇】 ・残暑見舞いのご挨拶/営業部 田中 ・残暑お見舞い申し上げます(株式会社〇〇より) |
社内関係 | ・【社内連絡】残暑お見舞い申し上げます ・残暑お見舞い/プロジェクト進捗報告を兼ねて ・【ご自愛ください】残暑見舞いのご挨拶 |
個人的(友人・恩師など) | ・久しぶりにご連絡です/残暑お見舞い申し上げます ・残暑お見舞い&近況報告です ・残暑が続きますね、お元気ですか? |
件名で好印象を与えるためのワード選び
件名に一言工夫を加えることで、より好印象を残すことができます。例えば、「ご自愛ください」「ご挨拶」といった言葉を添えると、メール全体が丁寧な印象になります。
- 残暑お見舞い申し上げます/ささやかなご挨拶まで
- 残暑の折、ご自愛くださいませ【株式会社〇〇】
- 残暑お伺い申し上げます|ご厚情への感謝を込めて
「自分らしい一言」を加えることで、テンプレ感を払拭し、相手の記憶にも残りやすくなります。
ビジネスで使える残暑見舞いメール件名の例(9選)
件名の印象はメール全体のトーンを決定づけます。この章では、ビジネスシーンでそのまま使える「好印象を与える件名例」をカテゴリーごとに3パターンずつ紹介します。状況や相手に合わせて使い分けてみてください。
シンプルで丁寧な件名(3例)
誰にでも使える基本の件名スタイルです。定型的ですが、礼儀正しく、安心感を与えます。
- 残暑お見舞い申し上げます/株式会社〇〇 営業部 山田
- 残暑見舞いのご挨拶/〇〇株式会社 ご担当者様
- 残暑お伺い申し上げます【〇〇部門 佐藤】
夏季休業やイベント案内を含めた件名(3例)
業務連絡も兼ねたいときに便利なスタイル。残暑見舞いの挨拶とともに、必要な情報も伝えられます。
- 残暑お見舞い申し上げます/夏季休業のご案内
- 残暑お伺い申し上げます【〇〇商事|8/18〜休業】
- 残暑見舞いと秋セミナーのご案内【〇〇株式会社】
相手へのお礼を込めた件名(3例)
関係性が深い相手には、これまでの感謝を添えた件名が好印象です。少し気持ちを込めたいときに最適です。
- 残暑お伺い申し上げます|日頃のご厚情に感謝を込めて
- 残暑お見舞い申し上げます|ご支援のお礼を添えて
- 残暑見舞いのご挨拶と御礼【〇〇株式会社】
カテゴリ | 件名の特徴 | 使用タイミング |
---|---|---|
シンプル | 定型的で失礼がない | 初めての相手・大人数向け |
業務連絡付き | イベント・休業案内なども含む | 業務連絡を兼ねるとき |
お礼付き | 個別の感謝が伝わる | 親しい取引先・長期顧客向け |
件名はメールの第一印象を決める「顔」です。相手や内容に合わせて丁寧に選ぶことが、信頼感アップにつながります。
残暑見舞いメールの本文構成と書き方
残暑見舞いメールの本文は、ただの形式文ではなく、相手への思いやりや信頼を伝える大切な場面です。ここでは、メール本文の基本構成と、それぞれのパートに使える文例を3パターンずつ紹介します。
季節の挨拶の例(3例)
メールの冒頭で必ず使う、定型的な挨拶です。関係性や文章全体のトーンに応じて言い換えましょう。
- 残暑お見舞い申し上げます。
- 残暑お伺い申し上げます。(目上の方・フォーマル向け)
- 晩夏の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
相手の健康を気遣う文例(3例)
相手の状況に心を寄せる一言を加えると、形式的な印象を和らげることができます。
- 猛暑が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 連日暑さが厳しい折、ご健勝にてお過ごしのことと存じます。
- 季節の変わり目、体調を崩されていないかと案じております。
自分や会社の近況報告例(3例)
単なる挨拶だけでなく、自社の動きや自身の近況も少し添えると、やりとりが生きたものになります。
- おかげさまで、今月から新しいプロジェクトが始動いたしました。
- 弊社では夏季休業を8月18日から22日までいただいております。
- 秋以降の展示会準備に向けて、鋭意取り組んでおります。
結びの挨拶例(3例)
最後に、相手の健康や今後の関係性を願う一言で、柔らかく締めくくりましょう。
- 厳しい暑さが続きますが、どうぞご自愛くださいませ。
- 今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。
- 秋の訪れとともに、さらなるご発展をお祈り申し上げます。
構成パート | 目的 | おすすめ表現 |
---|---|---|
季節の挨拶 | 時候の表現・冒頭の挨拶 | 残暑お見舞い申し上げます |
相手の安否 | 健康・状況を気遣う | お変わりなくお過ごしでしょうか |
近況報告 | 業務連絡・交流維持 | 夏季休業は〇月〇日まで など |
結びの言葉 | 気遣いと関係継続の意思 | ご自愛くださいませ |
文章の型に相手への気遣いを添えることで、定型文でも温かみのあるメッセージになります。
ケース別・残暑見舞いメール本文の完成例
ここでは、ビジネスシーンでそのまま使える残暑見舞いメールの完成例を、目的別に3パターンずつ紹介します。件名と本文、署名まで含めた形で掲載しますので、用途に応じてコピペしてお使いいただけます。
シンプルなビジネスメール(例文3つ)
件名 | 本文 |
---|---|
残暑お見舞い申し上げます/株式会社〇〇 田中 | 〇〇様
残暑お見舞い申し上げます。 おかげさまで、当社は8月も順調に業務を進めております。 まだまだ暑い日が続きますので、くれぐれもご自愛くださいませ。 株式会社〇〇 |
残暑お伺い申し上げます|〇〇株式会社 | 〇〇様
残暑お伺い申し上げます。 弊社では、新規サービスの準備に取り組んでおります。 残暑厳しき折、貴社の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。 〇〇株式会社 |
残暑お見舞い申し上げます/〇〇事業部 山口 | 〇〇様
残暑お見舞い申し上げます。 弊事業部では新たなプロジェクトが始まり、活気ある毎日を過ごしております。 どうぞお体にお気をつけて、健やかな日々をお過ごしください。 〇〇株式会社〇〇事業部 |
夏季休業のお知らせを兼ねたメール(例文3つ)
- 件名:残暑お伺い申し上げます/夏季休業のご案内
- 件名:残暑お見舞い申し上げます|休業日程のご連絡
- 件名:【〇〇株式会社】夏季休業と残暑のご挨拶
本文 |
---|
〇〇様
残暑お伺い申し上げます。 弊社は下記の通り、夏季休業を予定しております。 ご不便をおかけすることがあるかと存じますが、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。 厳しい暑さの中、どうぞご自愛くださいませ。 株式会社〇〇 |
個人的なお礼や近況を伝えるメール(例文3つ)
- 件名:残暑お見舞いと近況のご報告です
- 件名:ご無沙汰しております/残暑見舞い申し上げます
- 件名:残暑お伺い申し上げます|感謝を込めて
本文 |
---|
〇〇様
ご無沙汰しております。 おかげさまで、私自身は変わらず元気に過ごしております。 そちらもどうぞお身体に気をつけて、お過ごしください。 山田美沙 |
相手との関係や目的に応じて、形式に少し感情を加えることで、より伝わる残暑見舞いになります。
ビジネスシーンでのマナーと注意点
残暑見舞いメールは、ただ形式をなぞればいいというものではありません。ビジネスメールである以上、マナーや配慮を欠いた内容は、逆効果になってしまうこともあります。この章では、失礼のない丁寧な印象を保つための注意点を解説します。
NG表現・避けるべき言葉
特にビジネスでは、言葉の選び方が相手の印象を大きく左右します。以下のような表現は避けるようにしましょう。
NG表現 | 理由 |
---|---|
「暑いですね!」などのカジュアルすぎる言葉 | ビジネスでは軽すぎる印象を与える |
絵文字や顔文字(😊、(^^) など) | 社外メールではマナー違反とされる |
命令形(「ご自愛ください!」など) | 目上の方には不適切な印象を与える |
件名と本文のバランスを取る方法
件名での印象と本文の内容が一致しているかも重要です。
例えば、件名が「残暑お伺い申し上げます」と丁寧なものであれば、本文でも敬語や丁寧な文体を一貫して使う必要があります。逆に、件名がカジュアルすぎて本文が堅いと、ちぐはぐな印象になります。
- 件名と本文のトーンは一致させる
- 件名が業務連絡系なら、本文にもその案内を忘れずに記載
署名や連絡先の正しい書き方(例付き)
メールの最後には必ず署名を入れましょう。ビジネスマナーとしてだけでなく、相手が返信しやすくなる配慮にもつながります。
署名の要素 | 例 |
---|---|
会社名 | 株式会社〇〇 |
部署名 | 営業部 |
名前 | 田中 太郎 |
電話番号 | 03-xxxx-xxxx |
tanaka@example.com |
署名は「誰から来たメールなのか」を一目で伝える名刺のような存在です。簡潔かつ見やすく整えましょう。
まとめと好印象を残すコツ
ここまで残暑見舞いメールのマナーや文例を具体的に見てきました。最後に、メールを送った相手に「丁寧だな」「印象が良いな」と思ってもらうための仕上げのポイントを確認しましょう。
件名で心をつかむポイントの再確認
件名はメールを開いてもらう最初の関門です。以下の3点を押さえておくと、開封率も印象もグッと上がります。
- 「残暑お見舞い」「残暑お伺い」など、季節の挨拶を明確に入れる
- 相手の立場を考えた丁寧な言葉選び(特に取引先や目上の方には「お伺い」がおすすめ)
- 業務連絡や感謝を込めたい場合は、それが伝わる副題を添える
パターン | 件名例 |
---|---|
定番 | 残暑お見舞い申し上げます/株式会社〇〇 田中 |
感謝を伝える | 残暑お伺い申し上げます|ご厚情への御礼を込めて |
業務連絡付き | 残暑見舞いのご挨拶/夏季休業のお知らせ |
読んだ相手に行動してもらうための一文例(3例)
メールの終わりに、今後のやりとりや関係の継続を促す一言を添えると、印象がより良くなります。
- 今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。
- 次回のお打ち合わせを心より楽しみにしております。
- 何かございましたら、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
このような「余韻の一文」があることで、メール全体が丁寧で前向きな印象に仕上がります。
残暑見舞いメールは「思いやりを可視化する」ビジネスツールです。
形式をなぞるだけでなく、相手の立場や関係性を意識した一工夫を添えることで、ただの季節の挨拶が信頼や継続的な関係構築のきっかけになります。
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